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by noliette

[20周年]番外編・ノリエット20周年記念パーティー

皆様こんにちは、販売の内野です。

去る9月25日、ノリエット・プティリュタンのOBと現役の会わせて総勢約50名で、都内のとっても素敵な一軒家レストランを貸し切ってのノリエット20周年記念パーティーが行われました。
永井シェフが数ヵ月前からOBOGの皆さんに声をかけ、北海道から九州まで、文字通り日本全国から一同に集まって頂きました!

同窓会のような雰囲気の、とても賑やかな会となりました。

今回のブログは、今回参加できなかったOBさんが見てくださっていることを意識しています。とても長くなりますが、パーティーの様子と永井シェフの思いを
皆さんに知っていただけたらと思います。


シャンパンでの「サンテ!(仏語:乾杯!)」に始まり、美味しいお食事を沢山楽しみながら、会話も弾み、お酒もほどよくまわった8時頃、ここから、永井シェフに内緒で、現役のスタッフの大山を中心にひそかに進めてきたサプライズ企画が始まりました!


まずは!サプライズ①!
ケーキの登場です!
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今回はケーキの持ち込みは永井シェフには伝えず、レストランでデザートを用意していただいてることにしていました。
しかし実は現役スタッフがシェフが地方出張の日を狙ってお店でケーキの仕込みをしていました!
このケーキは今は販売していない「オペラ・ピスターシュ」。
永井シェフの代表作であるこのケーキ。
ちなみに今お店で販売している「オペラ・レヴィジオン」はこの「オペラ・ピスターシュ」を「レヴィジオン=再構築」したもの。構成も味も違ったケーキです。
今回はOBの皆様に懐かしんでいただけて、永井シェフにも驚いてもらえるようなケーキを、ということでこのケーキに決まりました。

さらにこのケーキの中にフェーヴを数個忍ばせ、当たった方には、すでに独立してお店を構えていらっしゃるOBOGの皆様のお店のお菓子をプレゼント、という企画も!
お菓子のご提供に協力してくださった先輩方、ありがとうございました!


そして、サプライズ②
ステンドグラスの盾のプレゼント!
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こちらはノリエットのロゴと、20周年を祝うフランス語でのメッセージを。
バックにはノリエットカラーの緑を。
せっかくなのでみんなの記憶にも形にも残るものを、と、オーダーメイドでガラス職人さんに作って頂きました。
写真が光ってすみません。
こちらはお店に飾りましたので是非ご覧ください!


そしてまだまだあります、サプライズ③!
海外で活躍されるノリエットの先輩方からのお祝いのメッセージの披露。
司会の大山が手紙を読み上げて、「さて、これは誰の手紙でしょう?」
「あ、◯◯だろ!」
と次々言い当てる永井シェフ!
教え子のことはすべてお見通しです。
お手紙に書かれたシェフとの懐かしいエピソードが会場を盛り上げました!


さらにこれは一部の現役の先輩だけしか知らなかったサプライズ④!

「実はもうひとつ、お手紙をお預かりしています!」
と司会の大山。
私が事前に知らされていた手紙の主の名は永井シェフにゆかりのある日本人シェフでした。
しかし、開けたその手紙はフランス語。
渡仏経験のあるOBさんに読んで頂き、途中から永井シェフが自ら読みました。
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はじめは「老眼鏡ないと読めないよ!」とジョークで皆の笑いをとっていたのですが、すぐに黙ってしまったシェフ。

手紙の主は永井シェフがフランスに滞在していた頃の修行先のシェフ、ダニエル・ジローさんでした。
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手紙の朗読は一旦ストップ。
ジローさんご夫妻にはフランスの両親と言えるほど、とてもお世話になったこと、今現在どうされてるのか気になっていたことなど、ジローさんとのエピソードを話したあと、シェフが黙って手紙を見つめて、小さく、
「…ピュタン」
と一言。


ピュタンというのはフランス語のスラング表現です。 実際にフランスで使ったら、とてもここには書けないようなデンジャラスな意味やニュアンスを持つ言葉ですが、ノリエット内では 失敗したときや思い通りにいかなかったときに皆よくボソッと言っています。


この状況で永井シェフが発した「ピュタン」をあえて訳すとしたら

「なんてこった」

でしょうか。

普段の仕事の中でシェフが「ピュタン」を、発したら、私たちは
「これはまずい!もっと仕事の質もスピードもあげていかなくては!」
と誰もが心の中で思うのですが、この日の「ピュタン」は違いました。


きっと、ジローさんのお手紙、喜んでいただけたのだと、私は感じました。
このピュタンの中にすべてこめられていように思います。

この手紙、今フランスにお住まいのOBさんが連絡をとってジローさんに書いていただき、日本に送ってくれたものです。
しかも現役の一部の先輩だけで企画したサプライズで、知らなかった現役組もびっくり、OBOGさんもびっくり、サプライズ大成功でした!



この会の最後には永井シェフからの感謝の言葉が。
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動画を撮ったのですが、のせられないので要約してみました。

「きつく当たったり、嫌な思いもさせたことも沢山あったと思うけれど、その時その時のそういう僕を理解して、長く付き合ってくれた人が今ここにいることが、なんとも言えなく嬉しいことだし、皆には本当に感謝しています。
ノリエットで皆が過ごした時間がもしかしたら皆の未来にとって何にもなってないかもしれないし、これから先も何にもならないかもしれない。
でもこれから先も僕がお店を続けていくことで、皆がここで過ごした時間が間違って無かったと思ってもらえるなら
、僕は少しでもお店を長く続けていきたいと思う。
皆がお店を持ったとき、初めて僕の立場がわかると思う。オーナーシェフはとても孤独なもので、皆にもその孤独に負けないように、、20年30年と長くお店を続けて欲しいと思います。
年を取ってから精神力を鍛えるのは無理なので、若いうちにその孤独に負けない精神力を鍛えて欲しいと思い、つらく当たったこともあった思うけれども、これからも長く、棺桶に入るまで、皆と付き合っていけたらと思います。これからもよろしくお願いします。皆どうもありがとう!」



本当に素敵な夜でした。
こんなに沢山の教え子から慕われる永井シェフ。
いつもの台詞になってしまいますが、こんな方の下で働ける私は幸せ者だと思いました。
そして、OBの皆様との交流も、とても有意義なものとなりました。
沢山励ましていただき、限られたノリエットでの勤務を頑張りたいと思いました。

素晴らしいパーティーになり、集まって頂きました皆様、美味しいお料理と空間を提供してくださったレストランの皆様、企画してくださった永井シェフ、そしてこれなかった皆様や現役スタッフ、そのほか関わってくださったすべての皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。

30周年のときにもっと素晴らしいお店になっていられるように、これから頑張りたいと思います!

みなさま、ありがとうございました!
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by noliette | 2013-09-26 20:25