ジャパンケーキショーに向けて②
2013年 10月 14日
皆様こんにちは、販売の内野です。
前回に引き続き、今日はジャパンケーキショーに出品予定の岡本をご紹介します。
相変わらず長文ですがお付き合いください!
現在ノリエットでは仕込み担当の岡本。
ノリエット4年目で、以前は販売をしていましたので、岡本をご存じの方が多いかもしれません。
岡本が出品するのは「ピエスアーティスティック部門」。
一言で言うならば飴細工です。
昨年出品した同じ部門で今年も挑戦です。
この部門の魅力はなんといっても華やかさ、ではないでしょうか。
パティシエを志す人なら誰もが一度憧れる花形の部門です。
しかしながら、実際のパティスリーの仕事で飴細工をすることは、ノリエットのような個人店ではとても少なく、毎日の仕事の中で飴の技術を磨くのは難しいのです。
ではどうするか。
もう仕事が終わったあとに練習するしかありません。
そう、岡本はとにかく練習をしています!
お菓子屋さんの繁忙期が終わる春先には本格的に練習を始めていましたし、忙しい冬の時期も早く終わった日には練習をしていました。
さらには休日、講習会にも頻繁に参加しています!
他店に同年代のライバルパティシエ友達もいますので、切磋琢磨して技術向上に努めているのです。
ところで、飴細工、皆さんどうやって作るかご存じですか?
では岡本の手もとをお見せしながら簡単にご紹介します!
まずは飴細工用のお砂糖を、鍋に溶かします。こちらは着色で緑色です。

この温度、なんと170℃!
疲れてるときにうっかり触って大火傷、何てこともあります。
そしてこの飴を、大理石の台に流して冷まします。

冷ますといってもゴム手袋をしていても熱く感じる高温です。

そしてこの飴をまとめて引っ張ってまとめてを繰り返し、空気を入れていくと
艶々の飴になります。
写真にうつっているのは飴細工用のランプ。飴は冷めれば固まってしまうので熱い状態をキープするためにランプは必須です。
しかもこれは手作りで使いやすくカスタマイズされているもので、前回ご紹介した寺山の私物です。
道具から手作りしてしまう職人気質、すごいです。

こちらは飴をポンプで膨らませています。
またさらに、飴を小さく切ったパーツ沢山沢山沢山作り、1つづつを繋げていくと

こんなお花ができます!
これ、一個一個ひたすらつけていくのです。
本当にパティシエは地味で地道な作業ばかりです。
今回の作品、コツコツ毎日練習を続けた結果、昨年より進化してるのは間違いありません。
昨年より形の立体感があり、飴の加工技術もさらに多くの技法を使い、完成させました。
写真を載せたいのですが、まだ開催前日ですので、後日載せられたら載せたいとおもいます!
岡本は日々の仕事にとても厳しく、とにかくお店に対する情熱と技術向上に対する情熱が人一倍強いのではないでしょうか。
そして、私がバシャバシャ写真をとっている横ではきちんと詳細な技法を説明してくれる豊富なサービス精神。
本当に邪魔してすみません(笑)
こういう作り手の思いをお客様にきちんと伝えていくことが私達販売の役目!
と思っております。
ケーキショー終了後はお店に飾る予定ですので、売り場で岡本をお見かけの際は
声をかけてあげてくださいね。
作品の納品日の前日はほぼ徹夜。
そのままいつも通り朝6時から仕事です。
朝の仕事が終わったら、前回ご紹介した寺山と共に作品を会場に運び、審査です。
運搬中に崩れてしまうこともよくあるこのコンテスト。
もちろんどんなにきれいな繊細な作品でも、運搬に耐えられなければ入賞はあり得ません。
運搬完了でようやくホッとできるのです。
今日の運搬後、帰ってきた寺山と岡本の表情が明らかに明るいものに変わっていて、大きな達成感を得たのだということがすぐ伝わりました。
ジャパンケーキショーに向けた長い一年が、今日で終わりました。
ぜひ、二人をお見かけの際は温かいお言葉をお願いします。
また後日結果等ご紹介しますね。
前回に引き続き、今日はジャパンケーキショーに出品予定の岡本をご紹介します。
相変わらず長文ですがお付き合いください!
現在ノリエットでは仕込み担当の岡本。
ノリエット4年目で、以前は販売をしていましたので、岡本をご存じの方が多いかもしれません。
岡本が出品するのは「ピエスアーティスティック部門」。
一言で言うならば飴細工です。
昨年出品した同じ部門で今年も挑戦です。
この部門の魅力はなんといっても華やかさ、ではないでしょうか。
パティシエを志す人なら誰もが一度憧れる花形の部門です。
しかしながら、実際のパティスリーの仕事で飴細工をすることは、ノリエットのような個人店ではとても少なく、毎日の仕事の中で飴の技術を磨くのは難しいのです。
ではどうするか。
もう仕事が終わったあとに練習するしかありません。
そう、岡本はとにかく練習をしています!
お菓子屋さんの繁忙期が終わる春先には本格的に練習を始めていましたし、忙しい冬の時期も早く終わった日には練習をしていました。
さらには休日、講習会にも頻繁に参加しています!
他店に同年代のライバルパティシエ友達もいますので、切磋琢磨して技術向上に努めているのです。
ところで、飴細工、皆さんどうやって作るかご存じですか?
では岡本の手もとをお見せしながら簡単にご紹介します!
まずは飴細工用のお砂糖を、鍋に溶かします。こちらは着色で緑色です。

この温度、なんと170℃!
疲れてるときにうっかり触って大火傷、何てこともあります。
そしてこの飴を、大理石の台に流して冷まします。

冷ますといってもゴム手袋をしていても熱く感じる高温です。

そしてこの飴をまとめて引っ張ってまとめてを繰り返し、空気を入れていくと
艶々の飴になります。
写真にうつっているのは飴細工用のランプ。飴は冷めれば固まってしまうので熱い状態をキープするためにランプは必須です。
しかもこれは手作りで使いやすくカスタマイズされているもので、前回ご紹介した寺山の私物です。
道具から手作りしてしまう職人気質、すごいです。

こちらは飴をポンプで膨らませています。
またさらに、飴を小さく切ったパーツ沢山沢山沢山作り、1つづつを繋げていくと

こんなお花ができます!
これ、一個一個ひたすらつけていくのです。
本当にパティシエは地味で地道な作業ばかりです。
今回の作品、コツコツ毎日練習を続けた結果、昨年より進化してるのは間違いありません。
昨年より形の立体感があり、飴の加工技術もさらに多くの技法を使い、完成させました。
写真を載せたいのですが、まだ開催前日ですので、後日載せられたら載せたいとおもいます!
岡本は日々の仕事にとても厳しく、とにかくお店に対する情熱と技術向上に対する情熱が人一倍強いのではないでしょうか。
そして、私がバシャバシャ写真をとっている横ではきちんと詳細な技法を説明してくれる豊富なサービス精神。
本当に邪魔してすみません(笑)
こういう作り手の思いをお客様にきちんと伝えていくことが私達販売の役目!
と思っております。
ケーキショー終了後はお店に飾る予定ですので、売り場で岡本をお見かけの際は
声をかけてあげてくださいね。
作品の納品日の前日はほぼ徹夜。
そのままいつも通り朝6時から仕事です。
朝の仕事が終わったら、前回ご紹介した寺山と共に作品を会場に運び、審査です。
運搬中に崩れてしまうこともよくあるこのコンテスト。
もちろんどんなにきれいな繊細な作品でも、運搬に耐えられなければ入賞はあり得ません。
運搬完了でようやくホッとできるのです。
今日の運搬後、帰ってきた寺山と岡本の表情が明らかに明るいものに変わっていて、大きな達成感を得たのだということがすぐ伝わりました。
ジャパンケーキショーに向けた長い一年が、今日で終わりました。
ぜひ、二人をお見かけの際は温かいお言葉をお願いします。
また後日結果等ご紹介しますね。
by noliette
| 2013-10-14 21:10
| ノリエット