皆様ご無沙汰しております。販売の内野です。
気がつけば今年初めての更新です!
すっかり間があいてしまい、今更新年のご挨拶もおかしいと存じておりますが、本年もノリエット、プティリュタン共々よろしくお願いいたします。
今年はきっと大きな飛躍の年になります。
お客様への感謝を込めて、日々頑張りたいと思います!
さて、前置きが長くなりましたが、今日は新商品をご紹介します。
その名も「ミュウ」です。
つやっとした光沢のあるチョコレートのグラサージュ、その表面にはにキラッと光る金粉をあしらっています。
中はどうなっているのでしょうか↓
このケーキのメインはショコラとミュールです。フランス語で書きましたが、ショコラはご存じのようにチョコレート。ミュールとは、ブラックベリーのことです。
このミュールですが、ブラックベリーと聞いてイメージは浮かぶものの、以外と食べた味を明確に想像できない方が多いのではないでしょうか。 私の主観だと、木苺と苺とブルーベリーの合わさったような味です。
大まかな構成は
ミュール味のチョコレートムース
中にはミュールのコンフィチュール(ジャム)
その下にミュールとヨーグルトのクリーム
一番下にはカカオ味のシュトロイゼル(そぼろ状のクッキー)
こんなにかわいらしい断面なのに外から中をお見せできないのが残念ですが、見た目の重厚感とはギャップのある甘酸っぱいお味が特徴です。
一番の面積をしめるのはミュール味のチョコレートムース。チョコレートの濃厚な甘さの中にミュールの甘酸っぱさが合わさって濃厚だけどくどくはない、木苺のようなはっきりした酸味が苦手な方でも食べやすいお味です。
下にはミュールの甘酸っぱさが凝縮されたコンフィチュール、その下にノリエットでは使うことのほとんどない素材、ヨーグルトを使ったミュールのクリームが。
このヨーグルトの柔らかい酸味が濃厚なチョコレートムースとよくあいます。
ヨーグルトの酸味はチョコレートと一緒になると弱いので、レモンも入れていますがつんとするようなきつさはありません。
下に敷いてあるカカオ味のシュトロイゼル(そぼろ状のクッキー)がフォークを入れたときにムースと一緒にうまく入る固さで、味もほろ苦く、味でも食感でもアクセントに。
ミュウ、という女の子のようなかわいらしい名前ですが、フランス語でmieuxと書きます。
意味は「より良い」、英語で言うとbetterに相当する意味です。
「ミュール」の発音の響きと、思考覚悟を繰り返し、より良いものを作ろうとするパティシエの姿勢とのかけ合わさった名前です。
今回のブログを書くに当たって、ミュウの説明をしてくれたのは、寺山です。
普段お客様の前に出ることのないパティシエ達ですが、どのパティシエもみんなケーキに込める思いがいっぱいで、話出したら止まらないです。
プライスカードには書ききれない思いが伝わればと思います。
こちらは本店と新宿高島屋のパティシエリアにて販売中です。
ぜひお試しを!