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従業員のブログです。


by noliette

ヘキセンハウス

みなさま、ご無沙汰しています。ノリエット従業員、パティシエの寺山です。

久々の更新になりまが、過去のブログを見返してみたら、もう4ヶ月ぶりになってしまいました。

さて、今回はお菓子のおうち”ヘキセンハウス”のご紹介です。
クリスマスのパンフレットには載せていないのですが、実は今年からヘキセンハウスを始めました。
出来上がるまでになかなか時間がかかるもので、あまりたくさん作ることが出来ないのですが、出来る時に出来る分だけ作って販売しています。

とても人気がありまして、すぐに売り切れる日もありますので、お目にかかれなかった方もいらしたのではないかと思います。

ヘキセンハウスは永井シェフ自らが組み立てています。

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お家はもちろん、周りについているのもすべて食べることが出来るお菓子ばかりです。

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気になる方はお早めに。
# by noliette | 2013-12-15 05:28

コンテストの結果

皆様、こんにちは。販売の内野です。

すっかり遅くなってしまったのですが、今シーズンのノリエットのパティシエ達のコンテストの出品作品をご紹介しようと思います!

まずは、ジャパンケーキショーから。

プティガトー部門出品の寺山の作品。
コンテストの結果_d0203239_14394361.jpg


こちらの四品。
どうでしょう、この繊細さ!
色々な規定を守りつつ、見た目の美しさ、そして味の美味しさを競うこの部門。
試食させてもらいましたが、一回目からすでに美味しい。さらに試作を繰り返すたびに味が良くなっていくのがわかり、私もとても勉強になりました。
飾りも重要で、どんなに美しくても会場まで運べなくては意味がない、でも、ガチガチにクリームで接着しては美しくない、などなど、気を使うところがたくさん。個人的にはとっても些細なところですが一番左のケーキの金箔のヒラヒラ感、寺山のケーキらしさだなぁと、思います。
この中の左から二番目は、形を変えて現在お店で販売しています。アメルチュームです。バナナとオレンジとパッションフルーツのの爽やかさにキャラメルのほろ苦さが特徴。以前ブログでご紹介しています。もうすぐ終了なので是非お求めください!
日頃から新しい商品を考える寺山。ただ作りたいものを作るだけでなく、お店にある材料の在庫まで考え、確実に美味しいものを経営視点も合わせて産み出し、常に独立を意識しているのが伝わります。これからも寺山のケーキを是非お楽しみに!



二人目は岡本です。
飴細工のピエスアーティスティック部門です。
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この背景、まさしく厨房内、という感じですが、コンクール出品当日の深夜、まさに今出来上がった!というタイミングで岡本本人が撮影したもの。
コブラの背中の模様や、中央のオレンジと白の砂糖を重ねて閉じ込めた立体部分など、昨年に比べてはるかに多くの技法を取り入れたのではないでしょうか。そして昨年と違うのは立体感。正面以外の角度から見た時にも美しく見せるために むは、立体感のあるデザインでなければいけません。昨年よりはるかに立体感が出て角度を変えてみても美しい作品になりました。
そして、常連のお客様も岡本の作品が出来上がるのを楽しみにしてくださっていまして、コンテスト後にお店に飾ってから、岡本が自ら作品の前でお客様に説明する姿はなんとも言えない嬉しい気持ちに私がなりました(笑)
そして、以前書いた通り、すでに来年のジャパンに向けてこのクリスマス前でも練習をしている岡本。日々の仕事の中では磨けない特殊な技術だけに、自分の時間を割いて頑張っています。来年もたのしみです。またお店に新しい飴細工が飾られることもあるかと思いますので、お楽しみに!




三人目は西嶋。
ガレット・デ・ロワのコンクールです。

予選を勝ち抜き、決勝12人に残った西嶋の決勝出品作品がこちら。
コンテストの結果_d0203239_1441143.jpg

こちらも焼き上がってまだ鉄板に乗っている状態での出来立てホヤホヤの画像です。

いかがですか?この間のブログでご紹介したレイエ(表面の切り込み模様)の焼き上がりの美しさ!
表面に卵を塗ってから切り込みを入れることで、焼いたときに膨らんで切れている部分が白く、切れていない部分が焼き色がついてこんなに美しい模様に仕上がります。
私が勝手に思っている印象ですが、点対象で伝統的な模様の要素を残しつつ、曲線を多用してオリジナリティがあるのではないかと思います。

結果は残念ながら入賞ならずでしたが、優勝者は永井のオーボン・ヴュータン修行時代の先輩である西野シェフのお店、メゾン・ド・プティ・フールのスタッフさんでした。(ちなみに先日の豚講習会のブログに西野シェフ登場しております)

優勝した方は西嶋はじめ、ノリエットのスタッフが以前から交流があった方です。そうした身近な方の優勝は、とても刺激になったことと思います。
来年のさらにパワーアップしたガレット・デ・ロワが今から楽しみです。

そして、12月31日よりノリエットでもガレット・デ・ロワの販売が始まります。コンテストのレシピは西嶋の独自のものなので味や見た目は異なりますが、永井が20年間毎年作り続けてきた伝統的なガレット・デ・ロワをぜひどうぞ。
ご予約が確実です。ご予約は12月25日から受け付けます。
直径19㎝2300円
直径22㎝2800円
詳しくはお問い合わせください。

クリスマスを飛び越えて新年のお菓子の宣伝をしてしまいましたが、今ノリエットではクリスマスの準備真っ只中です。
そしてお歳暮シーズンでもあり、毎日大量の焼き菓子とマカロンに囲まれて仕事をしています。一番忙しい時期ですが、気合いのいれどころ!
みんなでハイテンションで仕事をしています!
クリスマスケーキのご予約は18日(水)までです。どうぞお早めに!

また時間の許す限りこの繁忙期の様子もブログでお伝えしますのでどうぞお楽しみに!


長文のお付き合いありがとうございました!
# by noliette | 2013-12-11 14:49

シャキーン!

皆様、こんにちは、販売の内野です。

今日はテレビ出演のお知らせをさらっとお送りします。

Eテレにて朝7:00~7:15放送されている小学生向け子供番組、「シャキーン!」に、永井が出演いたします。
出演しているあゆちゃんがご来店。厨房と売り場での撮影で、大変賑やかな1日でした。

放送は明後日12月11日(水)と、13(金)、20(金)です。
たしか、13日は一部分のみ放送です。
不確かですみません。

是非ご覧ください!

ふだん見ることのできないノリエットの厨房をちょっとだけ見ることができますので、ぜひ!
# by noliette | 2013-12-10 00:02

11月22日豚講習会

こんにちは!初めての投稿です!
従業員の松岡です!
8月末から働かせて頂いてます!
今日は永井シェフの豚講習会について
書きたいと思います!
11月22日ノリエットの厨房で生ハム作りが行われました。
11月22日豚講習会_d0203239_22384129.jpg

ハムを作りにいらっしゃったのは左から
エーグルドゥースの寺井さん
我が永井シェフ
メゾンドプティフールの西野さん
ガリュウMの丸山さんです!
著名人大集合でした!
生ハムは出来るまでに1年半かかるそうで、
塩につけて冷蔵二週間
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水洗いをして一週間
風通しのいいところで干すそうです。
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わたしも初めて見る光景で
豚の足を見てワクワクしてしまいました。
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美味しい生ハムが出来ますように!!
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この生ハムは毎年作っているので
ビストロのリュタンにお越し頂ければ
食べることが出来ますので
是非いらして下さい!
# by noliette | 2013-12-04 22:25
皆様、こんにちは。販売の内野です。

またまたコンクールに向けてがんばるスタッフについてお送りしたいと思います!

今回の出品者は現在窯を担当する西嶋です。

西嶋は他のお菓子屋さんで三年修行したのちノリエットに入りました。
ノリエットでの始めの一年は販売を担当していましたのでご存知の方も多いのではないかと思います。
厨房で働く今も、ご来店の度に西嶋を呼んでほしいとおっしゃるファンのお客様もいるパティシエです。

西嶋が出品するのは「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」主催のコンクール。
シェフの永井も理事として活動している協会です。

そもそも、ガレット・デ・ロワというお菓子を皆様、ご存知でしょうか?
ガレットデロワはベツレヘムを訪れた東方の三賢人に よって、イエス・キリストが神の子として見い出された エピファニー(公現祭)の日、1月6日に食べるというフランスの伝統菓子です。
簡単にご説明しますと、フィユタージュというパイ生地にクレームダマンド(アーモンドクリーム)を入れて焼き上げたとてもシンプルなお菓子なのですが、この中には陶器で出来たフェーブと呼ばれる小さな人形がひとつだけはいっています。 切り分けたガレットデロワの中からこのフェーブが出てきた人は、王様となって、付属の王冠をかぶってその日一日みんなから祝福されます。一年の始まりに家族や友達と集まってガレット・デ・ロワを食べるのがフランスでの慣例だそうです。

そしてこのコンクール、
西嶋は一次審査を通過して、今回初めて最終審査に進みました!
そして、今blogを書いている今日が最終審査日です。
今頃ドキドキの審査中かと思います。

では練習の様子をご紹介。
練習といっても本番同様の試作です。
ガレット・デ・ロワはパイ生地とアーモンドクリームだけのシンプルな構成なので、個性を発揮できるポイントが限られています。その一つが表面の模様の「レイエ」。


まずは表面に卵を塗ります。
表面にきれいに色をつけるためです。
ガレット・デ・ロワ コンクール_d0203239_14444254.jpg




そして先の細いナイフを使って模様を書きます。
ガレット・デ・ロワ コンクール_d0203239_14451718.jpg




これ、もちろんフリーハンドで一発勝負です!
だんだん模様ができてきました。
ガレット・デ・ロワ コンクール_d0203239_14455377.jpg


この生地の下にある紙は点対象の模様をきれいに書くための目安だとか。
「手作り感が写真に写っちゃうなぁ」と本人は言っていましたが、よい仕事をするために、自分にとって必要な道具は手作りしてしまうマメさがパティシエらしいです。
このような小さなものから以前ご紹介した寺山作の飴ランプのような大掛かりなものまで、いろいろあります。

この繊細な作業をしてる横で私は写真をバシャバシャとっておりました。すみません。

だんだん全体像が見えてきました!
ガレット・デ・ロワ コンクール_d0203239_2010365.jpg




このひとつひとつの切り込みが焼き上がると膨らんできれいに模様として浮かび上がります。
「これもただ切っているだけでなく、場所によって広がり方を計算してあえて左右対称に切らないところや浅く切るところ深く切るところを変えているんだよ。」と西嶋。
細かい!何気なくやっているように見えて、繊細な作業です。


レイエ完了です。
ガレット・デ・ロワ コンクール_d0203239_20105319.jpg



見えづらいですがこの時点ですでに美しい!

そして驚きなのはこんなに繊細な作業はさぞかし時間がかかるのかと思いきや、生地を回転台にのせてからレイエ完了までたったの10分でした。
生地がだれないうちに繊細な模様を正確に早く書かないと焼き上がりがいびつになってしまうのです。

私はオーブンに入れるところまで写真に納める気でいたのですが、さらに驚きなのが
「生地にストレスがかかるから、すぐには鉄板に移さないから。」
とのことで冷凍室で休ませることになり、写真は断念。
生地にストレスがかかるっていう表現は菓子屋パン屋ではよく言うのですが、この業界ではない方が聞くと驚くかもしれません。職人は皆、ベストの状態を目指して日々計算して動いています。
そして、常にいい状態を見極めながら仕事をしていくのは一朝一夕ではできないこと。
日々ノリエットの生地という生地を仕込み、焼き続ける西嶋がシンプルな技術が評価されるこのコンクールにでるのは納得です。


焼き上がりとコンクールの結果は
また後日お知らせします!
お楽しみに!
# by noliette | 2013-11-13 15:15